どーも、バナオレ(@banaore_alive)です。
「大企業で働いても、もう安定じゃない!」とメディアで頻繁に騒がれています。実際に、日本を代表とするメーカー「東芝」も、2017年に経営危機を迎えました。
確かに、大企業は100%の安泰を保証してくれません。だからといって「大企業の安定・安泰の崩壊」と断言するには、違和感を感じます。ここでは「大手企業の安定・安泰」について、深掘りしていきます。
そもそも、安定を保証する企業は存在しない
大前提として、一生涯の安定を保証してくれる企業なんて存在しません。しかし「大手企業が安定」という考えが残っているのは、高度成長中でバブルだった際に「大企業で働けば大丈夫!」という名残が続いた結果です。
今では競争が激化し、海外から市場を食われる可能性もあるわけです。現に、日本が得意とした電気製品は海外の企業にドンドン追い越されています。
なので、「大手企業の安定・安泰は崩壊」という言葉は誤っていません。しかし、安易に「安定は崩壊」と表現するには早計だと思うのです。
相対的に大企業は安定している
大手であろうとベンチャー企業であろうとと、会社に属している以上、安定した生活が保証されている人は1人もいないです。
しかし相対的に安定度を考えるならば、「ベンチャー < 中小 < 大手」という順番で高くなっていきます。理由はこちら
- 市場の規模が大きいので、倒産のリスクが低い
- 待遇が良いので、リスクに備えた貯金ができる
- 会社の総資産が桁違い
また待遇についても、日本全国の平均年収より高いため、リストラに備えた最低限の貯蓄もしやすいです。
そのため、総合的に考えても大手企業で働いた方が安定である可能性は高いので、大手の安定神話が”完全に”崩壊したとは言い切れないです。
安定の指標で大事なのは、提供する価値
実は大手企業という一括りで、「安定かどうか」判断するのが根本的におかしいです笑 なぜなら、提供する商材は様々なので、一概に「大手だから安定 or 不安定」と断定できないからです。
対象は「会社の規模」ではなく、「各々の会社・業界」で判断すべきでしょう。
実際にニッチな産業で市場を独占し、荒稼ぎしている企業はめちゃくちゃあります。一方で、人工知能の発展によって仕事を奪われる職種・業界もでてくるはずです。
このように、提供するサービス・技術の発展によって、先行きの安定度は大きく変わります。なので、「色んな大手が経営悪化してるから、大企業の安泰は幻想だ!」と考えるのは、一部の側面しか見ていないだけなのです。
スポンサードリンク
大企業はスキルアップしやすい環境が整っている
「大手企業の安定・安泰は崩壊」に含まれている「安定・安泰」のニュアンスは、一生涯に渡って飯を食っていけることを指しています。
つまり、どの企業でも働けるスキルさえあれば「安定・安泰」なわけで、これこそ本質的な部分でしょう。「安定・安泰」を企業に求めることができないからこそ、企業が求める人材になれば言い訳です。
そこで、スキルアップの視点で考えると、大企業ほど教育環境の基盤が整っている会社はありません。理由はこちら
- 教育することが当たり前の環境である
- 会社の大きな看板で、大規模な仕事に従事できる
- 福利厚生で、自己研鑽もバックアップしてくれる
大企業だからこそ、スキルアップできることはたくさんあります。最終的に倒産しても、別会社に転職できるのなら、「安定・安泰」は続きます。つまりスキルさえあれば、永久的な安定・安泰が得られるのです。
このように、大企業は金銭的安定を保証しているわけではありませんが、色んな企業で働けるスキルという名の「安定の土台」を提供しているのです。
もし、「やりたいことができず、スキルアップできないな…」と思う場合は、転職するのも1つの手です。
参考:入社2年目で大手メーカー・製造業から転職した3つの理由を紹介する
最後に
私は「大手企業の安定・安泰は崩壊」と安直に断言するのは、違うな…と思います。
大手企業は一般的な企業に比べて、金銭面では安定・安泰です。しかし注意すべきことは、前提として金銭的な安定・安泰を企業に求め続けること自体が間違っていることです。本来は「安定・安泰(スキル)」を求めるべきではないでしょうか。
「安定・安泰(スキル)」を得るために大企業を利用できる人こそ、金銭的な安定・安泰が得られると思います。
コメントを残す