入社２年目で大手メーカー・製造業から転職した３つの理由を紹介する

どーも、バナオレ（＠banaore_alive）です。

私は大企業のメーカー（製造業）に正社員として入社しました。就活で第１希望だった企業で、社内の人間関係も良好で待遇も素晴らしく、入社当初は「ずっと、ここで働くんだろうな…」と思っていました。

しかし入社１年半にして、ベンチャー企業に転職しました。不満がたくさんあったわけではありません（もちろん、ゼロではないですが笑）むしろ社内環境は一般的な水準よりも恵まれていたと思います。

しかし大企業を退職する思いは強くなる一方でした。ここでは、大企業から転職した理由を３つ紹介していきます！

その１：社外に通用するスキルが得られにくいため

徐々に大きな仕事を任され半年たった頃には、会社にも慣れてきました。すると、違和感を感じ始めます。

技術よりも人間関係が最重要

私の職場は根回しないと、仕事が進まないことが往々にしてありました。なので、飲み会・面白い話をする・無茶な相談事も下手にでて聞き入れる等、仕事の技術・質よりもキーパーソンと仲良くなる方法が大切です。

また、上司に相談するタイミングを見誤ると、指示した内容が急にひっくり返ることもあるので、「タバコを吸い終わった後は、機嫌が良い」など、上司の顔を伺うスキルも鍛えられます（遠い目）

良好な人間関係の構築は仕事する上で大事なので、全否定するつもりは一切ありません。人間関係を良好に保つスキルは他社にも役立つはずです。

しかし、技術面よりも人間関係を今後も最重要視するとなると、スペシャリストになるには時間がかかる…と感じて、「転職」という言葉が頭に浮かびます。

革新的な技術に触れられない

私の配属された部署では、革新的な技術よりも安定した技術を求められました。工場の方々が安定して製造し続けたいという要望があったからです。

私が働いた企業は現場に近いほど権力が強いため、技術的な部分よりも安定生産が求められました。その結果、高度な技術に触れるチャンスは殆どなく、「数十年前の技術の延長線上で頑張るスタンス」が暗黙のルールとして存在しています。

スペシャリストに憧れる私として、「最新の技術を導入する気がない部署で、働き続ける価値が本当にあるのか？」疑問は募る一方…。転職を本格的に考え始めます。

その２：従業員よりも製造することが第一だったため

製造業であるため、生産することが第一に求められます。そのため、休日出勤を前提とする厳しい納期設定が多かったです。

極めつけは、装置産業によくある原因不明のトラブル連発…。トラブル対応という名の未知数で膨大なタスクが降り注ぎ、社内は戦場と化します。もう内戦電話がなるだけで、心臓がバクバクするほどトラウマになりました（震）

仕事量がパンクして誰かに助けを求めるも、言い渡される上司の言葉は「頑張れ」の一言…。工場からは「まだか！」という怒号が鳴り響く地獄の日々…

いつか休息をとれると信じて、何とか休日出勤や膨大な残業を繰り返し、仕事を終わらせてきました。しかし、休みをとれる気配はありません。ふと先輩や同僚の方々をみると、仕事に満ち溢れた生活を送っていることに気づきます。

ここで「今の職場ではプライベートを割くほど、仕事が好き or 納得できないと続けられない」と察し、「仕事内容よりも他のことに興味あるし、ここで働き続けても何も変わらないな…」と転職活動に踏み切るキッカケになったのです。

その３：他の業界・職種で働きたい思いが募ったため

私はシステムエンジニア（以下、SE）として配属されましたが、大学の頃からシステムはくっそ苦手でした。就活当時もシステム関係の企業は全て避けてきたのに、まさかの配属先は１番いきたくなかった職種に…

最初は「仕事ができるようになったら楽しくなるよね…きっと！」と信じて仕事を頑張り続けました。その結果、半年後には配属当初よりは楽しくなってきて「俺、もっとできるんじゃね？笑」と強気になります。

しかし、就活後に始めたWebメディアの運営の方が遥かに楽しくて、Web業界やマーケティング職 / データ分析への関心が募るばかり…笑

最終的に「やっぱ興味ある分野を仕事にして、スペシャリストになりてぇ！」と思い、Web業界に転職しよう！と決意しました。

最後に

私の配属された大企業は、残業代もちゃんと出ましたし、信頼度も高いブランド力のある企業でした。待遇は今でも羨ましく思います笑

自分のやりたいこと・求める環境がマッチしている人であれば、最高の職場環境だったことは間違いないでしょう。責任感のある仕事も任せてくれる部署で、やりがいもありました。

しかし、私が求めているような職場で理想には近づけないため、転職することにしました。大企業のメーカーの転職で悩んでいる方の参考になれば！と思います。