ガチ恋活を始めたキッカケ

『下剋上転職』の感想。転職に関係なく、ビジネスマンにオススメできる本

どーも、バナオレ(@banaore_alive)です。

私は転職活動している時に、書店で「下剋上転職」に巡り合いました。読んだ感想は、「転職の考え方はもちろん、キャリア形成の本質も学べる一石二鳥な良書」でした。

転職したい人だけでなく、仕事をしているサラリーマン全員におすすめできるキャリア指南書だったので、紹介していきます。

下剋上転職は転職の本質をついた言葉

本書では、「下剋上転職」という意味を「下から這い上がる転職」という単純な言葉で片付けず、深く突っ込んで話してます。

具体的には、以下2つを実施することを「転職」と述べてます。

  • 現地点で感じる不満(下)の原因を正確に認識すること
  • 自身の価値観・軸で優先順位をつけて、悩みを解消すること(上を目指すこと)
「なんとなく転職したい」だけでは、転職活動を繰り返す可能性があります。そうならないように、転職で大事なことを強調した上で、どのように転職していくか、丁寧に解説されています。

そのため、転職を考えている方は「自身の転職が本当に正しいものか」冷静に見極めるきっかけを得られます

転職活動の目的を正確に理解できる

さらに、転職活動の目的もまとめられています。そもそも転職活動の目的を間違えて認識していた場合、ゴールもあやふやになってしまいます

「転職活動」とは、まさに「ありのままの自分の力を知る」ための活動

この「ありのままの自分の力を知る」ことに対し、転職活動者が誤解しやすいことにも焦点をあて、解説しているのが非常に良かったです。例を引用で挙げてみました。

  • 就職時期が良かっただけなのに、自分の実力と勘違いする人が多い
  • 転職活動は期間を区切ってやること自体が現実的でない
  • 仕事の向き合い方を考えられなければ、「転職活動」自体ほぼ不可能

最終的に転職活動の本質を学ぶことができるので、正しい方向へ転職活動を進められるようになります。転職活動する人は必見です!

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キャリア形成の本質がわかる

「キャリア」とは社内での肩書や給料ではなく、「スキル・実績」を意味します。なので「スキル・実績」がないと、他社に転職できないのです

ここでのスキルは「どんな会社でも通用するスキル」であり、社内でしか通用しない固有スキルは「スキル」ではありません

また、実績についても、「自分がどれほど仕事に貢献したのか?」という点が重要です。10ある仕事のうちの1だけに関わっても実績とはいえないのです。

キャリアで本当に大事な「スキル」「実績」を本質を開設したい上で、伸ばすための方法論や大切なことが具体的に書かれています。

  • コアとなるスキルに関しては、絶対に負けないという気合で磨き上げること
  • 会社に自分の人生を委ねるな
  • 「なぜ結果を出せたか」を語ることができる人になること

キャリア形成において、「どのポイントに注意して仕事をすべきか」理解しているかどうか、非常に大切です。でないと、仕事した時間が有益 or 無駄か二極化します。

5年後に「あの仕事は実は無意味だった…」って気づいた時の絶望感ははかり知れず。。キャリアを見直す上で、ビジネスマンにも役立つ本になっています!

会社に依存する危険性がわかる

本書では、「会社に自分の人生を委ねるな」と警告しています。この話が非常に役立つ内容で、仕事への目的意識が変わり、キャリア形成への第一歩になると思いました

会社に依存することで生じる危険を一部引用で挙げてみます。どれも納得がいくものばかり。

  • 会社に依存すると、外部要因の変化にどんどん弱くなっていく
  • マニュアル通りに無難に仕事を続けると、交換可能なロボットになる
  • 無意味に会社で時間を費やすようになれば、成長はそこで止まる

頭を使わず会社に染まってしまうと、真の社畜になってしまい、いつしか社外では全く通用しない人材になりえるのです。この事態を割けるため、本書は以下の2点を強調しています。

  • 自分が成長できそうな仕事を選ぶ
  • 小さくてもいいから独自の取り組みで実績をつくる

当たり前のようですが、本質をついているキャリア指南だと思います。しかも、実行にも移しやすく、シンプルでわかりやすいですよね

仕事に対する考え方を振り返ることができる良書と強調したいです!

ワークライフバランスの真の意味を知れる

ワークライフバランスを「仕事とプライベートを両方満足する生活」の字面だけで認識するのは非常に損だと気づかされます。

私は就活中に

バナオレ

仕事とプライベートが両立できる会社がいいなぁ!
と日々思っており、転職の軸にしていました。

しかし本書に書かれたこの文を読んで考えが変わりました。

人生の選択肢を広げるためには、ある程度の時間軸のなかでワーク・ライフ・バランスを確保するという考え方をしてもいいのではないか

時間軸という考えは、現地点のみで考えるのではなく、長期的な視点を持つということです。具体的に、こんなことが書かれています。

とくに若い時期は、ある程度無理をして働いて、スキルや実績などを最短距離で蓄積するのも悪くありません。

そのことでキャリア上の選択肢が増えて、のちのち自分の「ライフ」に応じた働き方ができるようになるという意味では、ワークライフバランスのためにも有効なのではないか

私は衝撃を受けましたね笑 何十年という人生を歩むことを考えれば、目先のワークライフバランスにしがみつくことが非常にもったいないこと…って強く感じました。

何より短期的なワークライフバランスを求めると、会社に依存する確率が上がっていき、自由な生活から遠ざかる危機感をヒシヒシと感じました。

人生設計する上で大切になるポイントで、読む価値があります!

転職活動の正しい方法がわかる

ここまで、キャリアのお話ばかりで、転職の話には触れてきませんでしたが、もちろん転職する方法論も述べられています

  • 転職で注意すべき罠
  • 転職活動の情報の集め方
  • 転職先の会社の選び方
  • 応募書類の書き方
  • 面接の作法

ネットや転職エージェントで知り得る転職方法の真意を問いながら、丁寧に、的確に、そして論理的に解説しています。本書を読んで疑問が残ることは一切なく、「たしかに。。」と腑に落ちる内容ばかり。

転職に関する方法も全て網羅しているので、転職の方法について知りたい方は購入することをおすすめします!

最後に

「下剋上転職」は転職・転職活動だけでなく、キャリアについても考えさせられる良書です

転職する方だけでなく、ビジネスマンにも心の底からオススメできるビジネス書でした。サラリーマンは是非とも「下剋上転職」をご覧下さい!

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