どーも、R/バナオレ(@banaore_alive)です。
ここでは、TED『私たちが幸せを感じる理由』を要約します。簡単にまとめると、人間はどんなに辛いことがあっても、幸せを作り出せる生き物というお話です。
最初は『幸せと必死に思い込んでいるじゃん!』と思ったのですが、最後に「今ある幸せを受け入れる重要性」を述べていてビックリ。人工的な幸福のパワーに気づく”良TED”でした!
気になる方は、ぜひ参考にしてみて下さい!
目次
TED『30歳は昔の20歳ではありません』で1番心に残ったこと
TED『30歳は昔の20歳ではありません』の演説者はハーバード大学社会心理学部の教授”ダン・ギルバート”氏です。未来の感情を予測する人間の心理について研究しています。
本TEDの要点を端的に言い表すと、こんな感じ!
私たちは辛いことを経験しても、心理的な免疫システムによって、幸せに感じられるのです。
TEDでは、思うようにいかなかったときに自ら作り出す幸福を”人工的幸福”と表現しています。
この演説のポイントは”人工的幸福”は軽視されがちだけど、めっちゃ大事ということ。一方で、リアルで欲求を満たす”自然発生的幸福”には落とし穴があるんです。
そんなプレゼンの要点を簡潔に紹介していきます!
TED『20歳は昔の20歳ではありません』の要点
その1:幸せは人工的に作り出せる
心理的な免疫システムのようなものによって、自分が属する世界をより良いものに感じられるように世界の見え方を変えてくれるのです。
人間はどんな不幸なことがあっても、によって幸せなことに変換します。
その一例として、宝くじの当選者と事故で下半身麻痺になった人を挙げています。宝くじの当選者の方が幸せかと思いきや、1年後には同じ幸福度になっているんです。
トラウマ級の出来事も、3ヶ月後には人生における幸福には影響しません。心理的な免疫システムの強さがうかがえます。
その2:人工的幸福は長続きする
人工的幸福は自分がまさに望んでいるものを手にするという幸せと同じくらいリアルであり、長続きするものです。
余りにもショッキングな事実ではないでしょうか。頭の中で”今ある状況が幸せ”と認識さえすれば、幸福になれるんです。
人工的幸福ってバカにならないと思った瞬間。とはいえ、「幸せってこんな簡単に演出できるの?」と、ちゅっと疑問は残りましたが…。笑
アドラー心理学で提唱されている”自分を受け入れること”と似ていますね。”自己受容”は、長期的な幸福に不可欠と思いました!
その3:人工的幸福は価値がないと一般的に思われている
ここで疑問が浮かびます。
こっちの方が手っ取り早いし!
私たちの属する社会では人工的幸福は二流の幸福であるという強い信念が横行している。経済のエンジンは回らなくなるから。
たしかに。笑
また、脳の”衝撃偏向”が働くからです。脳は疑似体験(例えば、お金持ちになった自分を想像するなど)の結果を、実際以上に大きい結果を生み出すと錯覚するんです。
なので、自ら脳で幸福を作り出すよりも、現実で欲求を満たす方が幸福と思うのは自然なことなんです。
その4:自然発生的幸福の友”自由”にご用心
なので、どうしても”人工的幸福”よりも”自然発生的幸福”に目がいってしまい、様々な欲求に駆られ、たくさんの選択をしたくなります。
しかし、何でも選べる自由は返って、自分の幸せの首をしめることになると警鐘しています。選択肢が多いと逆に悩んでいしまう”選択のパラドックス”と似ていますね。
私たちの願望や心配は、自らの内で作り出されます。そのため、どちらも大げさなものとなり、その結果、何かを選んだ後も常に別の何かを探し求めている。
自由だからといって、幸せに終わりはありません。なぜなら、脳が「他の選択の方が幸せかも…」と、まだ経験もしていないのに過大な結果を想像してしまうから。ずっと幸せになりえる他の選択肢を探り続けることに…。
なので今の状況をポジティブに捉える”人工的幸福”は、”自由”から解放されるので、長期的な幸福に繋がるのでしょう。
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最後に:個人的に思うこと
個人的に感じたことは3つ!
- 幸せの定義を自分で作り出すこと
- 自分を受け入れる重要性
- 人工的幸福は諸刃の剣かも
また自己受容も長期的な幸せには欠かせないでしょう。完璧な人間なんて殆どいないので!
ただ”人工的幸福”は諸刃の剣ともいえるかもしれません。なぜなら言い訳を作り出すこともできるから。そのため人工的幸福と自然発生的幸福のバランスが大事と思いました。
読者の幸福のあり方について見直すキッカケになれば幸いです!
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