どーも、バナオレ(@banaore_alive)です。
就活生の中で「ワークライフバランス」を追い求めている方は多いのではないでしょうか?「仕事とプライベートの両立」という、何とも理想的な社会人ライフを想像できます。
私も就活当時、ホワイト企業をひたすら追い求め、ワークライフバランス推奨の企業を志望していました。
しかし、社会人になって、ワークライフバランスには落とし穴があることに気づきました。素晴らしいホワイト企業の謳い文句に感じますが、注意しないと「ワークライフバランス」が幻想になります。その理由をまとめていきます。
目次
ワークライフバランス推奨はホワイトの証なのか?
ワークライフバランスを推奨する企業は、プライベートも重要視することから、仕事効率化によって残業時間を減らす活動をしています。なので、定時退社も全面的に推奨しています。
そのため、就活生はホワイト企業を連想するかもしれません。
ワークライフバランスに潜む落とし穴
ワークライフバランスを重視しすぎて早く帰ることが優先されると、”お客様のお役に立つこと”よりも”早期帰宅”が目的になりがち。すると、残業を減らすことばかりに目が行ってしまい、仕事で最も重要となる”スキル”を身につける機会が減ります。
当然ながら、スキルはそう簡単に得られません。アウトプットとインプットを繰り返し、試行錯誤の積み重ねによって得られます。時間がかかるからこそ、若いうちから準備する必要があるのです。
しかし残業時間を減らすことが目的になると、時間を要するものの、極めて大切な”スキル”が疎かになりがち…。これが、ワークライフバランスの落とし穴です。
仕事ができる人と苦労する人の格差がヤバイ
実際に働いてみると、仕事ができる上司や先輩方は、若い時に相応の苦労と時間をかけた方が殆ど。その結果、経験則によって「どのように仕事を早くこなせるか」実践していました。
一方で、30代で苦労している方は、20代をまったり過ごしたようです。その結果、大きな仕事を30代になって振られた途端、全く対応できず、仕事に追われていました。たったの数か月で何とかなるわけでもないため、ひたすら残業しています。
残酷なことに、仕事ができる人よりも仕事のスピードも質は劣っているため、どうしようもありません。もはや手遅れ感が否めない…そう思いました。
仕事ができる人と苦労する人の格差をみて、「若いうちに仕事してスキルを鍛えることがどれほど重要か」身に染みたことを今でも覚えております。
社会人ライフは今後ずっと続く
なぜなら、何十年も気楽に働ける保証なんてどこにもないからです。社会人生活は何十年もあります。
大手企業の安定・安泰は崩壊…って正しくもあり、間違いでもあると思う
そんな不安な未来を、これから何十年も続くわけです。数年ではありません。”何十年”もです。すると、今までのワークライフバランスの見方も変わってくると思います。
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長い目でみるワークライフバランスを知っておこう
私はワークライフバランスを全面的に否定するつもりは一切ありません。プライベートは非常に大切です。ただ、目先のワークライフバランスだけに固執するのはリスクが高いことも伝えたいのです。
転職本「下克上転職」の書評で、ワークライフバランスへの考えをまとめています。
”人生の選択肢を広げるためには、ある程度の時間軸のなかでワーク・ライフ・バランスを確保するという考え方をしてもいいのではないか”
時間軸という考えは、現地点のみで考えるのではなく、長期的な視点を持つということです。具体的に、こんなことが書かれています。
とくに若い時期は、ある程度無理をして働いて、スキルや実績などを最短距離で蓄積するのも悪くありません。
”そのことでキャリア上の選択肢が増えて、のちのち自分の「ライフ」に応じた働き方ができるようになるという意味では、ワークライフバランスのためにも有効なのではないか”
人生は長いです。だからこそ、就活生は長期的な視点でワークライフバランスを見つめて欲しいです。若い社員は失敗しても許されますし、色々な仕事を通じてスキルを上司から学べるボーナスタイムです。そして、二度と戻ってこないラッキーな期間なんです。
そんな貴重な期間をワークライフバランスだけを目指して定時帰宅を目指すのは、大きな機会損失をしていると思います。
最後に
ワークライフバランスは重要な要素の1つですが、”スキル”に関する考え方も大切。就活の軸に少しでも良い影響ができたら幸いです。
就活では、ワークライフバランスの”ワーク”にも焦点をあて、”どんなことをするのか?”も考えると、一生続く本当のワークライフバランスに近づくと思います。
就活生は是非参考にしてみて下さい。
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